東京都文京区で歯科衛生士として働く皆さん、こんにちは。
患者さんの口腔健康を守るため、日々尽力されていることと思います。専門知識と技術を磨き、責任感を持って仕事に取り組む皆さんの存在は、歯科医療にとって不可欠なものです。
しかし、その尊い努力と献身が、本当に正当に評価され、給与に反映されているでしょうか?
「今年からベースアップ評価料が導入されたはずなのに、お給料は変わらない…」
「気づけば毎日サービス残業ばかり。休憩時間もまともに取れていない日が多い」
「何年働いても基本給が上がらないし、昇給の基準も明確ではない」
「院長は頑張りを見てくれているのだろうか。このままここにいて良いのか不安…」
文京区のような地域では、多くの歯科医院が存在するため、選択肢が多い一方で、どこを選べば良いのか迷ってしまうこともあるかもしれません。もしかしたら、上記の悩みは、今まさにあなたが抱えている不安そのものではないでしょうか。
私は現役の医療法人理事長として、歯科業界の経営の裏側を熟知しています。今回は、特に歯科衛生士の皆さんが抱える「給与と評価の不満」に焦点を当て、なぜ個人医院でそうした問題が起きやすいのか、その実態を包み隠さずお話ししたいと思います。
なぜ、個人医院で「給与と評価」の問題が起きやすいのか?現役理事長が語る経営の実態
多くの歯科衛生士さんが「給与が上がらない」「正しく評価されない」と感じる原因は、決して皆さんの能力不足ではありません。むしろ、歯科医院、特に個人経営の医院が抱える構造的な問題が根底にあることがほとんどです。
ベースアップ評価料のカラクリと未還元の実態
2024年6月の診療報酬改定で導入された「ベースアップ評価料」は、医療機関の従業員の賃金改善を目的としています。しかし、この評価料には落とし穴があります。
- 算定は任意:そもそも、この評価料を算定するかどうかは、各歯科医院の判断に委ねられています。経営が苦しい、あるいは院長がその必要性を感じていない場合、算定しない医院も存在します。
- 使い道の不透明性:仮に算定して収益が増えたとしても、その増収分を具体的にどう従業員の賃金改善に充てるかは、医院側の裁量に任されています。経営状況によっては、設備投資や運転資金、あるいは院長個人の所得補填に充てられているケースもゼロではありません。
結果として「評価料は算定しているはずなのに、私の給料は上がらない」という不満に繋がってしまうのです。
「サービス残業」が常態化する理由
「勤務時間外の準備や片付け」「昼休み中の患者対応」「院内勉強会への強制参加」…これらは全て労働時間であり、残業代が支払われるべきものです。しかし、多くの個人医院でサービス残業が横行しています。
- 勤怠管理の甘さ:タイムカードや正確な勤怠管理システムが導入されていない、あるいは形骸化している医院は少なくありません。労働時間を正確に記録・管理する意識が低いため、残業代の支払い対象外とされてしまいがちです。
- 経営者の意識と慣習:院長自身が長時間労働を厭わない、あるいは「みんなやっているから」という誤った認識で、サービス残業を当たり前と捉えているケースがあります。人件費は経営における大きなコストであり、残業代を支払うことに抵抗を感じる経営者もいます。
- 労働基準法への理解不足:中小規模の個人医院の院長の中には、労働基準法に関する知識が不足している方もいます。悪意はなくとも、結果的に違法な労働環境を作り出してしまっていることもあります。
何年働いても昇給しない「評価制度の欠如」
「頑張ってスキルアップしても、給料に反映されない」「〇年勤めても基本給がほとんど変わらない」といった声もよく聞かれます。これは、明確な評価制度が存在しない個人医院にありがちな問題です。
- 院長の主観に依存:多くの場合、昇給は院長の主観的な判断、あるいは「言えば少し上げる」といった場当たり的な対応に頼ってしまっています。何をどれだけ頑張れば給与が上がるのか、具体的な基準が示されないため、モチベーションの維持が難しくなります。
- コスト意識の優先:経営者にとって人件費は常に大きな課題です。明確な経営計画や資金繰りの見通しがないと、昇給させること自体に後ろ向きになってしまう傾向があります。
- キャリアパスの欠如:新人衛生士もベテラン衛生士も、業務内容や責任の重さが違っても給与水準に大きな差がない場合、若手は将来に不安を感じ、ベテランは不公平感を抱くことになります。
このような状況は、個人医院特有の「ワンマン経営」や「属人性の高さ」が原因である場合が多いのです。患者さんのために一生懸命働くあなたの頑張りが、正当な報酬と評価に結びつかないのは、決してあなたの責任ではありません。
目先の給与だけで選ばないで!正しい情報を知り、未来を築く選択を
東京都文京区で歯科衛生士として働く皆さん、目先の求人票に記載された給与額や「高待遇」といった謳い文句だけで職場を選ぶのは、非常に危険だということを知ってほしいと思います。
本当に大切なのは、あなたの頑張りが正当に評価され、健全な環境で長く働き続けられるかどうかです。
求人情報を鵜呑みにせず、面接の際には以下の点を積極的に質問し、曖昧な回答には注意してください。
- 具体的な評価制度や昇給基準:「頑張りはきちんと評価します」ではなく、「〇〇ができるようになれば昇給」など、具体的な基準を尋ねましょう。
- ベースアップ評価料の活用状況と具体的な賃金改善計画:「算定しています」だけでなく、「どのように賃金に反映されているか」を確認しましょう。
- 残業代の計算方法、サービス残業の有無:固定残業代に含まれる時間数や、それを超えた場合の支払いについて明確にしましょう。
- 従業員の定着率や働きがいに関する質問:面接官や他のスタッフに、職場の雰囲気や長く働く上でのメリットなどを尋ねてみましょう。
もし、今の職場で「給与と評価」に関する不満を抱えているなら、それは決してあなたの能力や努力が足りないせいではありません。ただ、あなたが「正しい情報」と「健全な経営」を理解した上で、次のキャリアを築くことができていないだけかもしれません。
あなたの歯科衛生士としてのキャリアを、単なる「労働力」ではなく、真に「プロフェッショナルな人材」として尊重してくれる職場を選びましょう。
文京区には、あなたの活躍を正当に評価し、共に成長できる素晴らしい歯科医院も多く存在します。ぜひ、今回の情報を参考に、後悔のない職場選びを実現してください。あなたの未来を、より豊かで充実したものにできることを心から願っています。
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